2012年05月31日

編集長が選ぶ、名選手列伝(助っ人編)(阪急:ブーマー)

近鉄の次は、やはり阪急ですね。

今風に言うと、オリックスですか。


まずは、助っ人から一人。

その名は、ブーマー

2m超の巨体から放たれるボールは、まぁすごかったですね。

あっという間にレフトスタンドに消えていきます。

良くピンポン球のように飛んで行ったというじゃないですか。

まさしく、あの打球です。

2代目編集長も、藤井寺球場に近鉄vs阪急戦を見に行った時、ブーマーのホームランを生で目撃しました。

ブーマーの打った打球は、スゴイ勢いのシュートライナーかと思われました。
(ショートが軽くジャンプして捕りにいったのですから)

しかし、ショートに近づいたその瞬間、2段ロケットの様にぐんぐん伸び、ライナーでそのままレフトスタンドに突き刺さりました。

(まさに「突き刺さった」という表現がぴったりの打球でした)


いやぁー、驚きましたよ。

このブーマーは、3冠王もとっている偉大なバッターでした。

また、とても愛嬌もあり、子供たちの人気者でもありましたね。

サインの下に「ブーマー」とカタカナで署名し、またファンによるサインの求めを決して断らなかったそうです。

みんなから愛されるいい選手でした。


ブーマーにまつわるトリビア(古い?)

・右打者の4,000打席以上の打者で、打率317と史上最高である(落合以上)

・実は守備もうまく、ゴールデングラブ賞を2回とっている(ファースト)

・ホームラン後のハイタッチで、門田が肩を負傷した

・恐妻家で一日の小遣いが2,000円だった
 (見かねた上田監督がステーキをごちそうした。

・球場まで阪急電車で通っていた。

・オリックス・ブルーウェーブとしての初の公式戦に、わざと「ブレーブス」のロゴのユニフォームを着てプレーしてみせた。

最後に、阪急時代同僚だった山田久志のコメントです。

「ブーマーは落合と常に数字を争っていたけど、タイトルには全く固執しない、フォアザチームの選手だった。ホームランを狙えばもっと打てたけど、チャンスではライト方向に軽くヒットを打つことが多かった。」

⇒人柄が出ていますよね。


  


Posted by 編集長 at 19:00編集長が選ぶ、名選手列伝